始動するお話
これは、とある旅人がFCを作っていくお話である。
「ぽぽろーん。そろそろ、FCとか作っても良い頃じゃないかーい。」
両手で杖を持ったピロは、おもむろにとある女性に声をかけた。
「そだねぇ。」
いつもは、考えとく~と緩やかな返事をしていた彼女は、
今日に限っては返事が違った。
装備や家具などを作るクラフター職を始めたポポロン、
それなりにレベルが上がり、
様々なモノが作れるようになったためだろうか。
ハウジングというFCのお家に憧れや、
便利機能(タンス、移動テレポの割引)などなど
欲しくなってきたのであろう。
はたまた
一緒におしゃべりしながら同じ目標に向かって遊ぶ時間が恋しくなったのだろう。
もしくは
両方か。
とあるFCを抜けたピロ、ポポロンは当時から一緒によく遊ぶ
兄さん、トシ、ななぽんに声をかけることにした。
ゲーム内にINしていることを確認した我々ふたりは、
勇気を振り絞って
「FC作ろうぜ!!!!!!」
「ええよ!!!!!!!!!!!!」
トシの即答である。
「誰がマスターする?」
賢い兄さんの発言である。
ななぽんも口数少なめではあったが、乗り気になってくれていた。
こうしてピロは、4人のフレンドたちと、
会議を開くことにした。
続く。